上級者向けとされていたシストレ、初心者でも

 システムトレード、略して「シストレ」と呼ばれて浸透し始めているのがFXの新しい取引方法です。シストレはFXの取引において多くの経験を積んだ、いわゆる上級者トレーダーが利用する取引手法の位置付けとなっていました。そのためFX初心者には難しいと敬遠されてきたのですが、最近になってシストレが誰にでも使えるように変化してきています。再度注目を集めるようになったシストレについて以下の通り詳しくまとめてみました。

■売買取引はすべてオートマティック

シストレ最大のメリットは「すべてオートマティック」という点です。シストレに組み込まれたプログラムが取引の売買プロセスを自動的に実行してくれるため、ユーザー側である私たちは特に何かする必要はありません。これならFX初心者でも問題なく使えます。メタトレーダーや売買プログラムの選択さえすればあとは実行するのみです。

■シストレと裁量トレードの違いとは

自らが取引において先陣を切り、様々なチョイスをしながら売買取引をすることを裁量トレードといいます。シストレの自動売買とは対極にある取引手法です。「裁量」を行うのが自由に動ける個人スポーツの選手だとしたら、シストレはスポーツチームの監督といったところでしょう。

裁量トレードは臨機応変に取引中に手を変えることが可能ですが、その分その時の状況などで感情に左右されてしまいがちです。実際にプレイしている選手、なわけですから当然不安定な部分もあるということです。気持ちが折れて途中でやり方を変えてしまい、結果負けてしまうということもあります。対してシストレの場合は機械的に売買取引を行います。監督はプレイヤーを指示度どおりに動かすため感情に左右されてやり方を変えることはありません。ですが100%勝てるというわけでもありません。

・裁量トレードとは「自由に動けるプレイヤー本人」

・シストレとは「絶対的な指示を出す監督」

シストレのメリットは人間ではなく機械であること、これにより24時間ずっとプログラムを稼動させておくことができます。人間は睡眠をとらなくてはなりませんが、シストレならその間も自動取引を行ってくれますので、チャートに張り付き画面前で拘束されてしまうことはありません。忙しい人にとって時間の拘束を気にしなくても良いのは非常に大きな利点となります。

またあらかじめ注文に関するプログラムを選択すれば、売買のタイミングを自動的に判断することも可能です。売買の最適なタイミングを逃さず取引がスタートできるため、初心者でも十分に使いこなすことができるのです。

■2タイプのシストレ

・初心者でも利用できる「選択型」シストレ:ミラートレーダー

・プログラミング可能なFXのプロが作る「開発型」シストレ:MT4

シストレは大きく分けて二通りあります。まず自動売買の仕組みである売買プログラムを自ら作成する「開発型シストレ」、そしてこのようなプロが作り出した売買プログラムを利用する「選択型シストレ」です。